発達支援療育の実例と保護者の声④

　スタジオそら喜多見に通所されているお子さまの課題や、スタジオそら喜多見で行っている発達支援療育、さらに療育を受諾てからのお子さまの変化などをお伝えします。

　障害等の診断はない（受諾ていない）、3才の男の子。

言葉が遅い、ジャンプが発生ない、椅子に座っていられない、指示に応じないことが気になってスタジオそらに通所を始めました。同齢に比べて非常に幼く心配していました。

①言語・コミュニケーション

拒異見要求があった際に噛む以外の代替行動を習熟。

（発語を促すことと問題行動の軽減）

②認知・行動

始めと終わりの挨拶を椅子に座って可能ようになる。

（そとしていることが苦手な利得、場面の切り替えの理解、終わりと始まりの理解）

③運動・感覚

ラダーの半分の長さでいいパージャンプが可能ようになる。

（脚力アップ）

④運動・感覚

鬼ごっこの前段階の遊びが可能ようになる。

（1年後に鬼ごっこのルール理解を目標とする利得）

スタジオそらで実際に行っている50分の発達支援療育を紹介します。

＜目論み①　あいさつ／机上課題（普請）＞

　スタジオそらに来所し準備ができたら、椅子に着席し、先生と「よろしくお願いします」と挨拶を交わします。机上課題として、普請プッディングトを準備し、子どもに課題の説明を行います。

　机上課題は、「普請をする」ことを目標としているのではなく、あくまで支援目標①「拒異見要求があった際に噛む以外の代替行動を習熟。」と支援目標②「始めと終わりの挨拶を椅子に座って可能ようになる。」に対する目論みとして取り組んでいます。

　拒否が噛む・大声を出すなどの問題行動として出た場合は、「やりたくない」を引き出す言語プロンプトとして1文字目の「や」を先生が言うなど、きちんと拒否を表現可能ように促します。

＜目論み②　いいパージャンプ＞

　支援目標③に対する目論みとして、ラダーを準備し、枠内に足を閉じて「いい」、枠かてて加えて足を開いて「パー」でジャンプで先へ進みます。成功回数を増やす利得、スショッピングセンターステップとして、キッズステップ（踏み台）を準備し、高い位置から飛んで下垂る際に足の開閉の練習を行います。

＜目論み③　しっぽとりゲーム＞

　支援目標④「鬼ごっこの前段階の遊びが可能ようになる。」に対する目論みです。鬼ごっこのルールの中で、追いかけてタッチするまでの理解と行動が行えるものとして、しっぽとりゲームを行います。

タッチをしっぽという形で視野化可能利得、子どもにとって理解しやすくなります。

＜目論み④　あいさつ＞

　目論みが終了したら、先生と向かい合って「気をつけ」の声掛けで姿勢を正し、先生と一緒に「ありがとうございました」と礼をして終了します。

　最初はスタジオに入るまでが長く、慣れてくると今度は帰りたくな余程大喧騒でしたが、その都度本人が行動可能ように全ての先生が一緒に促して賜わるおかげで、最近では行きも帰りもスムーズになってきたと思います。

　本人の中で先生方に対する信頼が発生上がってから、机上課題や指示も少し頑張れたり、其の場で発生なくても家で陰ながら練習したり(蛙跳びなど)しています。

　3歳過ぎても言葉は不明瞭で出し抜けで先生に全く伝わっていませんでしたが、今は50%くらいは満ちるようになったと思います。今は先生と楽しく曳く中で少しずつやり取りやルールについての理解が進むことを期待しています。