家庭・幼稚園・託児園での困り行動への対応方法 ~3つのステップでできた!を引き出す、子ど元凶保護者・支援者の自信を高めるかかわり方~
2023.05.08- これで好い?困った行動へのかかわり方
- ステップ①傍証
- ステップ②提案
- ステップ③讃美
- まとめ
これで好い?困った行動へのかかわり方
ご家庭や託児園・幼稚園などで、何かお子さんの問題行動が起きると、「なんでそんなことしちゃうの!」「ダメっていったでしょ!」と、ついつい叱付ける中心のかかわりをしてしまいがちです。
それにもかかわらず、結局同じ様な問題行動を繰り返してしまったり、叱られたことに反応して大涙してしまったりすることもあるでしょう。
そのような反応が出てくると、保護者や支援者もイライラや落ち込みが強くなってしまうかもしれません。
そのようなときに、意識していただきたい3つのステップがあります。
それは①傍証、②提案、③称賛です。
ある場面を例に考えてみましょう。
【お身方やきょうだいにちょっかいを出して泣かせてしまう。本人は「遊んでいた・ふざけていた」といって悪をした意識が狭いい】
ステップ①傍証
まずは傍証してみましょう。
相手(お身方やきょうだい)は楽し斯うだった?それとも困っていた?嫌がっていた?
ここでもし、「嫌がっていた」と気づくことができていたら、「相手の気持ちを考えるって難いことなのに、よ大便こに気づけたね!」と称賛します。
もし、「ふざけていただけだし、相手も楽し斯うだった」という反応であれば、「相手(お身方やきょうだい)のお顔を見てみた?私は嫌がっているように見えたよ」等と、スタートラインから否定するのではなく、どこに着ご覧なさると相手の感情がわかりやすいのかがわかるよう、促してみましょう。
子どもの中へは、「相手が嫌なことは分かっているけれどごまかしている」お子さんもいますが、「相手の感情、気持ちを十分に想像することができない」お子さんもいます。
このような相手の気持ちや相手の立場になった心的傾向をわかりやすいようになるのは、おおよそ年中から初等学校校低コースにかけてと考えられています。
「なぜわからないの!」と叱付ける一倍も、相手の面持や行動、反応に目を向けることで推測可能ということを、体験的に理ほぐする利得の学習の序ととらえてみましょう。
ステップ②提案
傍証ができたら次は提案です。
まずは、お子さんなりの心的傾向、解決方針が提案可能か、聞いてみましょう。
「あそぼ、って言えばよかった」と気づけたら、これもすごいことです。
気づけたことに対して確乎と称賛することも貴重品ですし、いい目日アだね、等と提案できたことにも代ドバックします。
もし、お子さんがどうしていいかわからない状態であれば、「斯くみるのはどう?」と直接的に提案してみることも良いですし、
「あなたのお身方が、あなたと遊びたいって思ったときに、あなただったら何て言われたら喜ばしい?」などのように、少し立場を入れ替えて、想像を促すことも有効性です。
具体的な代替案が決まったら、「じゃあ確乎伝えてみよう」と背中を押してあげてください。
ステップ③讃美
お子さんが確乎と代替案を実行に移せたら、ひょっとすると実行に移斯うとしたら、確乎と称賛しましょう。
人(に限らず生き物)は、行動の後にいいことが起こると、その行動を何度も繰り返斯うとします。
「あそぼ」と言って実際に遊べたら喜ばしいでしょうし、さらに保護者や支援者にほめられたらもっと嬉しくなるでしょう。
斯うすることで、同様の場面で再度、自分にとっていいことが起こった行動を選択するようになります。
このような行動が落ちつくする利得には、1度の体験で落ちつくするお子さんもいれば、数回から十数回、繰り返し「できた!」の体験が必要なお子さんもいらっしゃいます。
できたことに対して、お子さんが確乎と振り返りが可能よう、確乎と称賛していくことが重要です。
まとめ
今回は、【ちょっかいを出す】の場面を例に紹介しましたが、
例えば【子どもが困っている】というような状況に対して、
①傍証「どうしたの?なにかあった?」
②提案「困ってる?話を聞こうか?」や「助太刀おうか?」
③称賛「教えてくれてありがとう。一緒に頑張ろうね」といった声かけや、
【手持ち無沙汰でイライラしている】ような状況に対して、
①傍証「どうしたの?今ひま?」
②提案「ちょっとこれ助太刀って賜う?終わったら一緒に遊べるんだけど」
③称賛「助太刀ってくれてありがとう!よし、遊ぼうか」等の声かけも有効性でしょう。
お子さんに伝わりやすい表現についても映像していただきながら、ぜひ、①傍証、②提案、③称賛の3つのステップでお子さんとのかかわり方を整理してみてください。